2020年04月21日

【ゲイの初体験】ロストバージン(菊)のはなし②

こんばんはイケメンノンケ好き♂純情派ゲイのタカシです

それでは昨日の続き

はじめての二丁目に圧倒されるままフラついてた僕。
そんな僕に声を掛けてくれたSさん。
彼に連れられるがまま、僕はとあるバーにいくことに・・・
小さなバーでしたが、壁そこかしこに写真のスクラップが散りばめられたおしゃれなインテリアで、まるで映画の世界にきたようでした。
薄暗い灯りのなか、楽しんでいる男の人たちがキラキラして、まるで全員芸能人みたいに思えて…
テンションが上がりっぱなしになってしまった僕は、とっさにSさんに20歳だと嘘をついてしまいました。まだ高校卒業したてだし、本当はお酒もダメなんですが

自分のセクシャリティを隠さなくてもいい
そんな環境が初めてだった僕は、堰を切ったかのように自分のことをSさんに話しました。
Kさんとの一夜、それからの僕。
そして、今日はじめてゲイだということを他人に打ち明けたということ・・・。
どんな話にも、優しく相槌を打ってくれるSさんの柔らかいほほえみに
つい甘えたくなってしまう・・・。
僕はそんなにお酒が強いわけではないのですが、かなり飲んでしまっていたようです

記憶はそこで途切れます。
まさかのまさか、気が付いたときは僕はSさんとホテルに来ていたのです・・・
ねっとりと舌が絡みついて、女の人とは違う感触・・・
かすかに当たるヒゲの剃り跡が、ちくちくと痛いはずなのに
裏腹に僕はどんどん興奮して、ホテルにいるという事実に驚く間もなく無我夢中になってしまいました。

ちょっと自分の妄想とは違うけれど
あんな優しいSさんが、こんな荒々しいキスをするんだ…と思うと高まってしまって…

自分にとっては、彼女がいたころにしたSEX経験のみしかなく(これはこれで地獄でしたが)
愛撫はされるよりする立場でしたので
Sさんがなめまかしく僕の身体を撫で上げるだけで、自分のものとは思えない声が漏れてしまいました。

Sさん『可愛い声だね・・・』

しゃべり声よりもワントーン低めの声で囁かれ
もうどうなってもいいと覚悟を決めた僕。

Sさんから、『シャワーしてくる?』と言われ
僕はコクリとうなずき、シャワーへと向かいました。
これってすなわち、その先もするってことだよねと初めての体験を前にして
シャワーを浴びながら『ああ、僕もついにしちゃうんだ・・・』と
得も言われぬ興奮で頭がいっぱいになっていました・・・
もちろんアソコもずっとMAX MARA状態

今でこそ純情派を名乗る僕ですが、こんな性欲に脳を支配されてしまっていた過去もあるんです・・・

シャワーを浴び、ベッドへ戻ると
Sさんが優しく僕を抱きしめてくれました。
女のコってこんな気分だったんだ、ずるいなあ、なんて思ったり。
僕はすっかりSさんに身を委ねて
大人の男の熟練した愛撫に我を忘れてしまっていたのでした・・・

その後の悲劇も知らずに・・・・


まだまだ続きます


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oreeromovie at 18:24|PermalinkComments(0)日々のあれこれ 

2020年04月20日

【ゲイの初体験】ロストバージン(菊)のはなし①

こんばんはイケメンノンケ好き♂純情派ゲイのタカシです

今日は東京は雨・・・
コロナでお外も出れないから関係ないっちゃないんですが、それでもやっぱり窓から見える景色がグレーがかっててなんともセンチメンタルな気分になっちゃいます

こんな雨の日は、ちょっと嫌な思い出がよみがえります。。
初恋のKさんとの一夜を経て、自分のセクシャリティがゲイだということに気付き
当時付き合っていた彼女に別れを告げました・・・
(急だったので、意味わかんない!とそうとう泣きわめかれて申し訳なかったなあ

しばらくはKさんへのおセンチな想いでオナニーどころじゃなかったんですが
時間が経つと僕のアソコもすっかり元気になり、夜な夜なネットでゲイビデオサーチをするように
でも、これがなんとも、刺激が強すぎるというか、過激な作品ばっかりで玉に響く作品にはなかなか出会えなかったんですよねえ

だからもっぱらオナニーのオカズは妥協して、イケメンのオナニー動画ばかりでした。
それでもやっぱり物足りない・・・
Kさんと過ごした、あの一夜の続きばかりを妄想してしまう日々。
埋まらない心と玉の穴を、恋愛ドラマや映画を観て、主人公たちを男×男に挿げ替えて楽しむという間接脳オナニーにまで発展させてゆきました
僕ってすごい器用

性欲が溜まるのももちろんですが、恋愛への欲もどんどんたまっていった僕。
でも男同士の恋愛なんて、どうやって始めたらいいかわからない・・・
悶々とした気持ちを抱えたまま高校を卒業して、僕はついに大学進学で東京へと進出したのでした

あれは高校を卒業した春休みのこと。
一人、アパートの内見に東京へと旅立ち、なんとかいい物件を見つけて
その日は一泊することになりました。
歩き疲れてヘトヘトだったけれど、東京に来たからには絶対行ってみたかったあの場所・・・
そうです新宿二丁目へと向かったのでした

この日の衝撃はいつになっても忘れません。
新宿の普通の街並みから、二丁目のゾーンへ立ち入るとそこはまるで異世界のようでした。
男同士で手を繋いでいたり、店先でお酒を飲みながら男同士でいちゃついてたり・・・
ああ、ここでなら自分の存在を否定されることなく、許されるんだと胸が高鳴りました。

ただ、僕はあまりにおのぼりさん全開だったんでしょうね
お店に入るでもなく、しばらくずっと二丁目をフラフラしていたところ、男性から声を掛けられたのです。
スラリとした細身の高身長で、柔らかい表情の、優しそうな人。(ここではSさんとします)

Sさん『どうしたの?なにか探してるの?』
僕『えっつ?!あ、いや・・・初めて、ここにきたので・・・』
相当テンパっていた僕に、Sさんは優しく微笑みかけてくれました。
Sさん『ひとりなら、俺がこれから行くところ、一緒にくる?』

僕ははじめての二丁目で、なんだか浮かれていたせいで
そのままSさんについていってしまったのでした。。
まさかあんなことになるとも知らずに・・・・


というわけで続きます



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oreeromovie at 18:37|PermalinkComments(0)日々のあれこれ 

2020年04月19日

【ゲイの初恋】忘れられない夜の話・・・。

こんにちはイケメンノンケ好き♂純情派ゲイのタカシです
最近は寝る前にNetflixで映画を観るのがルーティンになってきました。
昨夜は一押しの韓国俳優、キム・スヒョンくんが出ている作品を観ました
これについてはまた後日、詳しくブログに書くとして・・・
この作品に出ているパク・ギウンくんが、僕の初恋のひとにちょっと似ていて・・・
park-kiwoong-p1

思い出してセンチメンタルになってしまったので、今日はそんな淡い恋のお話をかいちゃおうと思います

中学生の頃みた『パンツの穴』がきっかけで、おちんちんをオカズオナニーをするようになった僕。
それでもその頃は、自分がゲイとかどうとか思ってもいなくて
高校生になり、告白されるがまま女のコと付き合ったこともありました。
その女のコのことは嫌いじゃないし、キスまではできても、その先には気が乗らない・・・
(なので実は童貞ではないんです
なんとも言えないモヤモヤに日々悩まされていたのです

そんな頃、彼女との気まずい時間を減らしたくって
レンタルDVDショップでアルバイトを始めました。
初めてのバイトに、あまり社交的じゃない僕にとって接客は結構大変で
大学生のバイトのKさんがとってもとっても苦手でした・・・
いわゆるオラオラ系?っていうか、僕とは真逆の陽キャでバリバリ仕事もできるので
なんだか委縮してしまった僕はミスばかり起こしていました
なのでいつもKさんには怒られてばっかりで
シフトが被らないように祈っても、一緒になることが多くてさらに委縮しちゃうループ

最初こそ怒られてばかりで「もう嫌だ!ムカつく!」みたいに思っていた僕ですが
次第にKさんに対して、憧れを抱くように。。
僕もこんな風に、堂々とカッコいい男の人になりたい・・・という憧れ。
絶対になれないと思うからこそ、自分とか真逆だからこそ、つい気になって目で追うようになりました。
Kさんが就職を機に東京へ行くことになり、バイトを辞めることになったのです。
高校生の頃から長年バイトしていたKさんを、みんなで盛大に送別会をすることに。
ホントはいけないけれど、僕もちょっとお酒を飲んでしまって
いつもより気が大きくなってしまっていました
『僕、Kさんのこと怖かったけど憧れてました!』なんてことを言ったような記憶が・・・。
そのときのKさんの、はにかんだ照れ笑いが、脳裏に焼き付いてます・・・
ようやくKさんと打ち解けられたような気がして、うれしくて調子に乗って珍しくベラベラしゃべってしまいました

そしてはしゃぎすぎた僕は、親にも適当に友達の家に泊まる!とか言ってそのままKさんのおうちで飲むことに。男二人きり、なんの抵抗もありません。

Kさんの部屋は引っ越しの準備で段ボールが多いものの、大人の男らしくきれいにまとまったモノトーンのインテリアがまさにKさんそのもので、アレ、なんで僕、彼女の部屋に初めて行ったときよりドキドキしてるんだろうこれがお酒の力かな・・・なんて思ってました。

缶チューハイを飲んで、あーだこーだいろんな話をして
数時間が過ぎ、そろそろ眠くなってきたからと
Kさんはソファ寝るからと言って、僕にはベッドを明け渡してくれたのです。

Kさんのにおい。
一生忘れられない、あのいいにおい。

はじめて感じる安心感で、眠りにつきそうだった時
Kさんから「彼女いるの?」と聞かれたのです。
僕はなんでそんなこと聞くんだろう?と思いつつも
「一応、います」
と答えました。
Kさんは「なんだ、意外とやるじゃん」と笑って・・・・
そうして二人は眠りについたのでした。

事件はそのあと起きました。
Kさんのにおいに包まれて眠る僕。
まるで本当に抱きしめられているみたい・・・とふと目覚めると
ベッドにKさんがきていて、僕は後ろからハグされてる状態でした。
いったい何が起きてるのか混乱しました。
誰かに後ろから抱きしめられるなんてのも初めてだし
細身だと思っていたのに、意外と骨ばったKさんのたくましさにも驚いて
でも、・・・全然嫌じゃない。
嫌どころか、心臓の鼓動は激しさを増すばかりだし
僕の下半身も反応しだしてしまう始末。
Kさんは寝てるの?起きてるの?
すると、するする、とKさんの手がのびてきて
僕の手のひらの上に重なりました。

手をつなぎたい、
はじめて心からそう思った瞬間でした。
でも、臆病な僕は握り返すこともできなくて・・・・
一睡もできないまま、朝に。

Kさんは起きて「わ!びっくりした!お前来てたの忘れてた!笑」と笑って
どうやら夜中トイレに起きてそのままベッドに入ってしまったようなのでした。

そうして、Kさんとの一夜は幕を閉じました。

でも、本当に寝ぼけていたのだろうか。
あの時僕が目覚めたことを伝えていたら、違った未来もあったのだろうか。


Kさんとはそれっきりになってしまいましたが
この思い出が僕にとっての紛れもない初恋です

この体験のせいか、どうにも僕はゲイはゲイでも純愛志向が強くなってしまったんだと思います
あ~~~Kさん、今は何してるんだろ

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